ペトロ、エクアドルを撤退か

 ルーラ大統領は9日、ナッシメント運輸相一行のエクアドル訪問を中止と決定、ペトロブラス追放については43000万㌦の補償金を求める、とエクアドル政府に通告した。同国政府によるオデブレシト土建(株)国外追放に対する報復措置である。成り行きが注目される

 ナッシメント運輸相一行は来る15日に同国を訪問、ブラジルによる道路建設工事融資計画が発表される予定だった。ブラジルのマナウス工業団地とエクアドル太平洋岸のマンタ港を結ぶ道路工事計画。

 ルーラ大統領はさる30日、マナウス市においてコレア・エクアドル大統領と会談したばかり。コレア大統領から上記2社の取り扱いに関しては解決する、との意思表示を受けていたことから今回のエクアドル政府の処置に失望している。

 一方、エクアドルのバレンシア外務副大臣はペトロブラスが撤退しても中国やインドなど、エクアドルの石油に関心を持つ国は多いとのべている。

 ペトロブラスの対エクアドル投資は43000万㌦。1996年の進出いらいの投資で、向こう数年間に原油開発へさらに3億㌦投資を予定していた。

 専門家筋は、国営石油会社の単なるサービス会社になりたくないペトロブラスは近く撤退することになろうと予想する。