国際穀物相場低下とアルゼンチン 国際穀物相場低下が政府に09年度は35億~40億㌦の税収減をきたす。国家予算における1次財政黒字の三分の一相当である。政府は、同黒字があってこの5年間は比較的余裕をもって公共工事を進めることができた。 それが変調をきたせば来年の国会議員選挙で野党の勢力拡大をゆるす。それを察知するもののように、この数日間、定期銀行預金は8億600万㌦へった。これに貯金及び普通預金口座からの引き出しを併せると13億㌦強となる。 資金はドル買いに流れる。9月に約20億㌦が買われている。10月のドル投資は25億㌦予想である。 経済成長面は今年7%(当初予想は8%)、来年は3.9%に下向き修正された。 アルゼンチン人は20世紀を通して欧州レベルの生活を享受してきた。しかし、01、02年の経済危機のおり多くのアルゼンチン人は庶民的レストランの厄介になった。 その後の数年間の経済成長でその深刻さから遠ざかったが、ここにきて再び事態が悪化した。カトリック教会のカーリタス組織は毎日、国内全国4000ヵ所にあるコミュニテイー・センターで合計60万人に給食を行っている。 不況の反映で不渡り銀行小切手発行件数は9月に180%増えた(前年同月比)。 |



