暫定措置令443

 主役は政府系伯銀と連邦金庫

 連邦政府は暫定措置令(MP)443号を発令した。世界の経済不況が深刻化するなか、ブラジルもインパクトを受けると見ての対応策で、経営破たんに陥った金融関係企業を土建も含めて大手官営2行が買収するという内容。これが原因で危機に直面している金融会社があるのでは、と市場筋が見、それが22日の株価崩落につながった。財務省はその兆候はないと否定している。

 主な内容な下記通り。

 ブラジル銀行(BB)と連邦カイシャ・エコノミカ(経済金庫、CEF)は銀行、保険会社、民間年金基金、貯蓄会社の全部、あるいは一部を買収できる。

 上記のBB、及びCEFは国会の承認を経ず自由に新規の傍系会社を設立できる。

 CEFは投資銀行と出資会社のCaixaPARの2社を設立する。CEFは今後、経営難に直面した金融機関や土建会社等を買収するがCaixaPARがそれを集中管理する。投資銀行は金融市場(株式、為替)や輸出金融面に主力をそそぐ。

 中銀は諸外国の中央銀行とスワップ取引(通貨交換)を行ってよいとする。ブラジル金融当局は一定額のヘアウ通貨を渡し、他国はその国の通貨を引き換えにブラジルへ渡す。